木曽駒ケ岳・宝剣岳〜いざ宝剣岳の真の頂上へ 2日目
朝5時、始発のバスに乗るために駒ヶ根駅に向かう。
皆さんお早い。もう既に20名くらいは並んでいた。
バス乗っても補助席を使えたので立っている人は誰もいなかった。
途中の菅の台バスセンターは自家用車組が300人くらい並んでいて、バスの中で悲鳴があがっていた。きっと前日の土曜日に雨が降ったせいで、日曜にずらした人が多いのだろう。
ちなみに駒ヶ根駅からバスに乗ると、菅の台では止まらないし(多くて乗れない)、一番早く着くはずだから並ばずに行ける。
そして、40分くらいでロープウェイのしらび平駅に到着!
ロープウェイも5分程度待つだけですぐ乗れた。
山頂到着!
「あ、あれ??30m先が見えませんけど!?」
この時はまだ、下界と天界の差が後に大量の悲劇を生むことになるとは予想だにせず。
まず売店で売っていたカツサンドを食べて気を晴らそう。
ちょいとガス晴れてきたで!
駒ケ岳神社でお参りしてから出発!まずは宝剣岳を目指す!
登るに連れガスが薄くなってきてくれた。そしてロープウェイ乗り場には続々と後続の登山者が!
極楽平の分岐までは後ろを振り返りつつ足慣らし。
極楽平の分岐に到着。稜線に出ると風が割と強くて寒い。右の矢印が宝剣岳で左が空木岳。
ここからが稜線の道
奥の山々まで見渡せるこれが登山の醍醐味
宝剣岳前のパノラマ写真
あのガレ場が宝剣岳。
左側は崖っぷちですが、足場やホールドはしっかりしてる。
鎖場はすれ違いできないのでしばし待ち。
80度くらいの岩壁を下る。ここも三点支持で行けば問題なし。
上の写真を下から撮ったところ
絶妙なバランスで均衡を保っているのか!?これは乗っても大丈夫なのか!?
ということで先端は怖いので根元で撮影
やっと宝剣岳の頂上や!
この頂上は登るには割と度胸がいる。落ちると足を捻挫または骨折することは間違いない。
ボルダリングで言うと7、8級程度だけど、マントルすることになるので割とプレッシャーが掛かる。
写真を撮ってて思うこと。そして、周りからも同様の声が上がる。
ジリジリとスメアリングで登り切る。
「おぉおーーー!!!!」と頂上にいた10人程度からいう歓声をいただく。
そして記念撮影。
足を思いっきり開いて登るので降りる方が断然難しい。そして見た目よりも割と怖い。
触発されたおじ様が登ろうとしていたけど、なんだかんだで途中で諦めていた。
おそらくおじ様はクライミングの経験はないのだろうけど、クライミング経験がないとかなり危険なので、多少の経験がある人以外はやめておこう。
(因みにあやもはロッククライミング経験者)
撮影者のクオジはロッククライミングの上級課題の登竜門と言われている「御岳 忍者返し1級」を登ったことはあるが、ビビって登れなかったのである。要はメンタルとさえあれば割と登れる。
頂上から降りてくるとすぐに頂上小屋が見えて来る。道中鎖場もあるけど、足場はしっかりしている。
頂上小屋降りてくる左手に横顔岩を発見!
ちょっと、っぽい〜感じで撮ってみたけど、
他の人から見ると「アイツ立ち止まって口開けてるwww」
という恥ずかしい状況。
宝剣山荘に到着。ここでは食事ができる。
小雨が降ってきたので、中はかなり賑わっている状態。
因みにこの先の頂上小屋は食べ物は売ってないので、お腹が空いてたら食べてくのが吉。
まだそんなお腹空いてないので、帰りに寄ることに。
一山超えると早々に頂上小屋が見えて来る。
さっき一息着いたばかりなので頂上小屋は中を覗いてサクッとスルー。
だんだんと雨が強くなってきて表情に疲れが現れ始める。
というか、顔に出すぎである。
ものっすごい雨が降ってきてカメラ出すことができず、いきなり駒ケ岳山頂にワープ!
自分たちは宝剣岳で多少景色を見れたから、幸せな方だと言い聞かせ、
顔から汗か、雨か、涙かわからない雫を落としつつ早々に下山開始。
宝剣山荘に到着。これから登るであろう雨が止むのを待っている人がわんさかいる。
まずは腹ごしらえでカレーとぜんざいを食す。山で食べるカレーは美味しいけど、気持ち量が足りなかったかな?
カレーの後に甘いぜんざいの組み合わせは山で食べると非常に最高なコンビネーションであるが、下界ではこのコンビネーションを拝める機会すらそうそうなく、隣の人が食べてたら3度見してしまうレベルである。
しかし、疲れだ体には胃の中で即座にレボリューションが起き、エネルギー満タンになるのであった。
やはりカメラを出すことができない状況で写真は皆無だが、
1時間30分程かけて下山。
道中、50人程の団体客がいて、大渋滞が発生しているも止まることはなくノロノロと歩く。
そしていざロープウェイに着くと、スタッフーの方が帰りの整理券を配っている。
待ち時間はな、な、なんと、2時間!!
そして雨は益々強くなり、外にいることはできず、ロープウェイ乗り場の屋内に入るしかない。
だがみんな考えることは同じで、下山組もぞくぞくと乗り場に集まり、屋内はなんとか人が通れるレベルで
総勢200人以上はいるんじゃないか状態。
そして一向に人が減っていかない。そう、なぜなら登りのロープウェイ乗ってくる人ももちろんいるからである!
どうやら下界はそれなりに晴れているようで、お散歩気分でロープウェイに来る方が大勢いる。
だけど着いてみると大雨。傘すら持ってきていない人も多い。
そして外に出ようにも、雨が強いので上だけのカッパならびしょ濡れになるレベルなので結局ロープウェイ乗り場に戻ってくる。
こりゃだめだねーってことで、すぐ帰ろうと整理券をもらうと。。。
な、なんと2時間待ちコース!!!
「こんなんじゃ登ってくるんじゃなかった(泣)」
という声があちらこちらで聞こえて来る。
待っている間もも座ることはできず、ずっと立った状態で、1度動いてしまうとずっと移動せざるを得なくなり
自分たちも5周以上はクルクル回っていた。
雨にも濡れて寒いなー、疲れたなー、どうしよっかなーと考えている内に考えることをやめて待つこと約2時間、やっとこ予約ロープウェイに乗れたのであった。
菅野代までのバスは臨時便が出ているので直ぐに乗れた。
バスは菅野代までは行かないでこまくさの湯の前で降りる。
この温泉は綺麗だし、休みどころもあるので一杯いってしまいます。
一休みの後は、バス乗り場もある観光所「菅の代」へ。歩いて10分程度。
ここのソフトクリームがすごくおいしかった。
大きい橋もあって大きいなって思う。そして駒ヶ根駅のバスに乗る。
帰りのバスまで2時間くらいはあって、駅前のベンチで休憩。
太陽の光と少し涼しい風が丁度よくて、少し寝る。
駒ヶ根はソースかつ丼がが有名ということで玉龍飯店に行ってみることに。
店主のおじさんはこう言っては失礼かもしれないけど愛嬌があっておもしろい反面、
いざ料理となるとキリッとしていてカッコイイ!
店の内装も変わっていて、昭和のノスタルジックも感じられる個人的にはこの雰囲気が堪らない。
肝心のソースかつ丼はというと1000円でボリューム満点!山の疲れも吹き飛びました!
後は新宿行きのバス19時まではのんびりと過ごす。
今回は天気が悪くなって残念だったけど、山の天気なんて天気予報が晴れてても雨降ることも良くある。
今度は違うルートで木曽駒にリベンジしたいと思いつつ、安楽寺参道に消えていくのであった(そこどこや〜!?)